Slaonではお昼休みにカリキュラム外の面白い授業や著名なゲストスピーカーを招いた講演を数多く聴くことができる(lunch付!)。授業期間中、ほぼ毎日教室のどこかで開かれているといっても過言ではない。例えば今週の目玉はAmazon.comの物流開発部門のヘッドによる講演(お題はTransportation Operation at Amazon.com。Fall termで学んだOptimaizationの話が数多く出てきそう)と韓国SKテレコム、Communication Intelligence部門副社長による講演(お題はFuture Telecommunications)、更にはClean Energy関係のVenture社長による講演(お題はInnovations for a Cleaner Future)である。授業で学んだ理論の応用例を、その分野の最先端企業の方々から聞くことができ、非常に参考になっている。
Spring Termが先週から始まったが、早速面白い授業がお昼休みにあった。その名も”Quaterbacking of Superbowl Ads”。アメフト優勝決定戦であるSupwerbowlが2月5日に開催されたが、そのもう一つの目玉であるTV CMを分析するというクラスである。1時間のお昼休み時間を使って、Superbowl直後に発表されたCMランキングをケース素材にしながら、各CMに隠された狙いを教授が説明していくというもの。教室は満員大入りであった。
授業で話された中で、面白かった点は次の通り。
・Superbowl CMの費用は30秒で$2.5 million(約3億円)。
・数多くのCMスロットを抑えることで競合他社の参入をブロックし、自社製品をアピールするとともに他社製品を叩く戦略をとる。(Pepsiは頻繁にCM宣伝しておりSuperbowl放映中にCoca-Colaを参入させなかった)
・CMの効果をどう計るか、それは難しい。2月の売上が上がれば、CMのお陰といえるだろうし、2月に売上が万が一上がらなければ、様々なロジックが出てくることになる。定量化の難しい“Brandイメージ”をあげることに成功したとか、CMのお陰で消費者のLifetime消費量を増やすことができたとか。
・視聴者が男性中心のSuperbowlでなぜ女性をターゲットとするDoveがCMに登場したのか、が議論になった。①男性中心のCMが多い中で女性をターゲットとしたDoveのCMは逆に目立ってよい(女性向けCMという点では競合他社がいない)、②次のグラミー賞に向けて前哨戦ということでCMを流している等、様々な意見が出た。
CMを見たい方は下記ご参照。
http://video.google.com/superbowl.html
*この中では”HummerのMonsters”が好きだなぁ、、、。